
こんにちは、LaLaです。
今回は奈良に本店と旗艦店を置く、中川政七商店について少しお話しします。
中川政七商店
中川政七商店というお店をご存知でしょうか?
中川政七商店とは、生活雑貨や工芸品を扱う創業1716年のすごく歴史のある企業です。
しかしながら、事業をずっと続けていくのはすごく大変なことだと思います。
なぜなら、伝統工芸品ってなかなか馴染みがなく現代では薄れていってしまっている感じがします。
そんな中、中川政七商店は工芸品にこだわるのではなく、和雑貨にシフトされていった経緯があります。

中川政七商店を好きになった理由
私が中川政七商店を知ったのは、クリエイティブディレクターの水野学さんの本を読んだのがきっかけです。
和雑貨にシフトする中で、小売業になるわけですから、いわゆる雑貨屋さんという超ブルーオーシャンの中に入っていくわけですよね。
そこで、水野さんがブランディングという仕掛けをします。
それは、選んでもらえるようにするための見え方の操作でもあると水野さんは言います。

モノが良いのはなんとなくわかるけど、それが購入理由にはならないんだよね
そのため、ショッピングバッグや段ボールや値札など細部にわたってデザインされていき、我々消費者に、「なんか感じいいよね?」と思わせるのです。
つまり、中川政七商店のモノを選ぶ自分が、
ちょっと僕ってセンスあるな!とかカッコいい!とか自分の価値観に置きかわるのです。
まさに、中川政七商店の世界観が体に染み込んだ瞬間にファンになるのだと思います。
だからこそ、ブランドって大事ですし、ビジョンが社員に伝わり消費者に伝わることがこれからはすごく大事な時代になります。
日本の工芸を元気にする!と中川政七さんがビジョンを掲げられたことで動き出したのです。
なんか共感しました。伝統工芸を守り職人さんの技術を継承していくことが日本には必要なのです。
ビジョンって本当に大事です。

無印良品の「感じ良い暮らし」というコンセプトも共感できるから好きなんだな〜
無印良品やモモナチュラルなど私は日本でものづくりを行っていて、手触り感とか雰囲気がとても心地良さそうと感じる家具や雑貨が大好きですし、それを使う自分に愛着が生まれるということが私がモノを選ぶ基準においていることです。
中川政七商店はまさにそこがストライクでもあり、また、和雑貨という個性にも惹かれて好きになりました。
[amazon asin=”B01M4OHC5N” kw=”「売る」から、「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義”]
中川政七商店の旗艦店に行ってみる
2021年4月にグランドオープンした中川政七商店の旗艦店に行ってみました。
設計は建築家の内藤廣さん。とても好きな建築家です。


近鉄奈良駅から徒歩7、8分程度で到着しました。
周囲の街並みに溶け込むような瓦屋根の建物。付け庇を連続させることでデザインも調和しています。
大きな建物ですが、鉄骨造の構造で壁をほとんどガラスとすることで圧迫感のない、かつ、お店の雰囲気もしっかり見せることができるようになっていますね。

実に素敵な建築だな〜♪
鉄骨のフレームで組まれた広々開放的なお店の空間。遠くまで見渡せます。

中川政七商店の代表的な商品「花ふきん」。
ふきんってなかなかわざわざ買おうと思ってお店に行ったりしないですよね?
でもなんか使ってみたい!とスイッチが入ってしまう。。。これがブランドの操作なんでしょうか?
700円で決して安くはないですが、まだ買ってみようと思える金額。2枚購入。
広げるととても大きく、水を吸うとぎゅっと縮みますが、絞るとフワッと膨らみます。
とても触り心地もよく乾きも早いのでとても重宝できます。
[amazon asin=”B08FCYTZL1″ kw=”中川政七商店 花ふきん”]


食器や衣類や食品など色々あります。
どれもいいなあと思いながらもお値段との相談、、(^^;
じっくり説明を読んでからこれだと思う商品を買っていきました。
買った物はまた別の投稿でお伝えしますね。
コメント