私の家で一番自慢できる部分は
実は窓の大きさなんです。
約5mの連続窓
この開放感は素晴らしいです。バルコニーと一体的に空間がつながります。
建築における窓は「開口部」と言います。
開口部をデザインすることは外観やインテリアを構成する上でとても大事な要素となります。暮らしにおいてはリビングやダイニングの前、すなわち南面に大きな開口部が取れるかどうかは大きなポイントとなります。
南面に大きな窓があると、
- 外の景色を大きく取り込める
- 日照や通風がしっかりと得られる
- 明るく開放的
などのメリットがあります。そして、私が設計をする上で重要視しているのが、
ウチとソトをつなげる
ということです。
寺社仏閣など行くと、外側に大きな縁側がありますよね。あれは、ウチとソトの間に中間的な領域をつくって風雨を凌いだりするだけではなく、その空間で人との会話などコミュニティの場となったり、また、建具を開けることで外の景色をしっかり取り込めると言うよく考えられて空間なのです。
サザエさんの家にも縁側がありますね。タマがお昼寝しています。ああいう空間はとても気持ちいいだろうなと感じます。
私の家はマンションのひとつの住戸なので個人の庭はなく、庭の景色を取り込むなどはできませんが、「空」と言う自然は取り込めます。
また、バルコニー菜園をすることにより緑も取り込めます。いかに、気持ちよく外を取り込めるかが大事です。
そのためにも、
LDK前の窓はとにかく大きく!
がポイントとなるのです。
「小さな空間を広く感じさせる」ための建築的な工夫となります。
大きな窓は住まいを拡大する
ウチとソトをつなげるためには、バルコニーの床素材に配慮したり、窓のまたぎ段差なども極力少ない方がいいでしょう。
私の家のバルコニーは本当はナチュラルな雰囲気の「ウッドデッキ」にしたかったのですが、風圧力の関係で「タイル」を選びました。
また、大きな窓を設けた場合の注意点があります。
それは、家具の設置が難しくなるということです。
壁面が減ると、ソファとテレビの配置が特に難しくなるのです。ソファの背面が窓になるとカーテンが閉めにくかったり、テレビの背面が窓というのも裏から見ると配線丸見えなのでオススメしません。大きな空間であれば家具配置の自由度は上がりますが、小さい部屋になるほど難しくなります。
それらの家具配置の奮闘はまた投稿します。家具の配置を考えた間取りと窓のデザインがとても重要ですのでご注意を。
もう一つデメリットとしてはカーテンにコストがかかるということです。うちはマンション買うときに思い切ってカーテンはオーダーメイドで長持ちしそうなものを購入しました。
また、窓そのものの形や種類についても注意せねばなりません。同じ空間で色々なデザインの窓があるのは美しくなりにくいです。できれば同じ種類、同じリズムの窓を配置してあることが望ましいです。
わが家のリビングの窓は2mの引き違い窓が2つとその間に1mのはめ殺し窓(FIX窓)があるので硝子障子のリズムは揃っています。
窓のデザインについては今後も投稿していきたいと思いますので、またご覧ください。
それではまた、
ブログをご覧いただきありがとうございました。LaLa
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