この記事では、マンション住まいでも菜園を楽しくやりたい!と思う方に向けて、菜園プランターの木製カバーの作り方を1級建築士サラリーマンの私が写真と図面で解説します。作り方を教えて欲しいというお問い合わせが多く、メンテナンスと合わせて今回ようやくご紹介できることになりました。
13年前にマンションのベランダガーデニング用にプランターカバーボックスをDIYで作成!
マンションなどの集合住宅のベランダでも菜園をしたい!
そう思って菜園プランターボックスをDIYで初めて作ったのは2010年3月のこと。
マンション冊子にも写真が掲載されるほどの完成度の高さに自分でもびっくりしました。
このブログのイラストにもなっている写真がこちらです。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2019/05/DSC1220-1024x682.jpg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/12E8B517-D1B4-4FB2-ADC1-A728BD9C663B_1_105_c-1024x681.jpeg)
どうでしょう!
双子がまだ小さい!!
ナチュラルな雰囲気でとてもいい感じです。
そしてこの菜園ボックスで様々な野菜を育ててきました。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2020/06/85858CC1-0BA2-4E0E-B47B-FB909FF62F9B_1_105_c.jpeg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2019/05/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_d7b-679x1024.jpg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2019/05/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_d7d-1024x679.jpg)
プランターを隠すだけでなく、適度に高さを出すことで作業しやすく、かつ、日が当たりやすいという機能を持たせています。
ある程度ベランダの広さが要求されますが、底部にキャスターを取り付けることで容易に移動できるように配慮してあります。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2021/05/88756054-09C5-4CBE-8115-282DF89AB9BA_1_105_c-300x225.jpeg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2020/06/21A763BF-B2B0-4C82-A2C1-7FEE3F80847F_1_105_c-300x225.jpeg)
約13年経過。現在の菜園プランターカバーボックスの状況は?
木製、かつ、日が当たる場所にずっと設置しているのでさぞかし傷んでいると思いますが、
状況を確認してみましょう。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/E5F065B3-6165-40CF-9047-9C9D8089048D_1_105_c.jpeg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/D037C9F6-1BEC-4FA5-BC74-19C039590AC3_1_105_c.jpeg)
意外にも木がまだ丈夫でしっかりしていました。
実はこのプランターボックスは父との共作で
木材については前もって寸法だけ伝えて父に実家で用意してもらいました。
木が腐りにくいように父が実家で木材をバーナーで焼いてきてくれたからでしょう。
昔の木造住宅の外壁などに焼杉というバーナーで炙った板材を使ったりしており、それを真似てやったのがよかったのかと思います。流石にマンションでバーナーを使うのは無理なので、、(^^;;
というわけで、劣化が感じられる表面を木材保護塗料で塗ることにしました。
バーナーで焼くのが難しい場合は、木材保護塗料を数年ごとに塗ることをおすすめします。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/CE79D553-4AC2-481B-9E61-972016C33979_1_105_c.jpeg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/6F109BFF-B1E3-4F3B-9BD5-9C50D69A4174_1_105_c.jpeg)
ピカピカに蘇りました!!
![](https://saikochodo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
しかし、キャスターは劣化が激しく交換することにしました。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/219F81EB-FD0C-4DFD-A02B-BA58D283E69A_1_105_c.jpeg)
最近動かしにくいなと思っていたら、こんな状態になっていたのね、、、まあしょうがないですね。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/74797C0B-83C5-4A2B-8240-06DC4B48EF87_1_105_c.jpeg)
さて、底部も塗料を塗りましょう。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/EA2C0F98-E3A2-40A0-8A5D-D1DE55AFABFA_1_105_c.jpeg)
底部も綺麗になりました。見えない部分もしっかりメンテする事が大事ですね。
そして、新しいキャスターを取り付けて完成です。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5113-1024x768.jpeg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5114-1024x768.jpeg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5116-1024x768.jpeg)
取り付け完了!
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5117-1024x768.jpeg)
これでコロコロとよく動くようになりました。
一つお伝えすると、
プランターを乗せると荷重で動きにくくなるので、頻繁に動かしたい方はもっと大きなキャスターをおすすめします。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/974DB60B-DA01-4315-BF0D-387BB6CFF065_1_102_a-1024x768.jpeg)
父と作った思い出の日付が刻まれていました。
プランターカバーボックスの作り方!写真と図面で解説
さて、いよいよ作り方について解説します。
とは言っても私の1級建築士としての勘で作っていますので、
もっと頑丈で美しい作り方はあるかと思いますのであくまでご参考程度に自らのやり方で楽しんでみてください。
ラフスケッチ図面
モノを見てスケッチした図面がこちらになります。
ちなみに建築は寸法はmmで表しますのでこのようになります。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5150-1024x732.jpg)
本当にラフですみません(^_^;)
まあでも私はラフスケッチ派なので(笑)
改めて写真も確認してみましょう。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/610033DB-5F01-4B82-8A2A-89B136A51F5D_1_102_o-1024x768.jpeg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/94706787-CA96-4A4E-B6E3-5D4FAC2E7F3B_1_102_a-1024x768.jpeg)
今回、新たに長辺中央の補強板(色が薄い縦板)を2本追加で取り付けました。
この補強桟なしでよく今まで耐久していたものですね。。。
菜園プランターサイズを確認する
菜園プランターボックスは菜園プランターのサイズをもとに作成しますのでご注意願います。
つまり、お気に入りの菜園プランターから寸法を追って作成してみてください。
参考までに私が使っている菜園プランターはこちらになります。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/94D78875-7666-42F4-810E-B06F3FCA962B_1_102_a-1024x768.jpeg)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/E9E69751-C0F2-45AF-9C26-EAF9F363E477_1_102_o-1024x768.jpeg)
幅700✖️奥行300✖️高さ275という商品です。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/2AD4E6DA-DDF9-4144-A65A-A96D8DE5A0C2_1_102_a-1024x768.jpeg)
この縁の引っ掛ける部分が重要な役目を果たしますので要確認です。
![](https://saikochodo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/30489C2A-5D43-4ADF-AD74-0462823D8951_1_102_a-1024x768.jpeg)
こんな感じで端部の持ち手をボックスに引っ掛けます。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_5132-1024x768.jpeg)
横から見るとこんな感じです。ちゃんと引っかかっているのか不安になりますが大丈夫です。
完成 マンションのベランダガーデニングライフが再燃
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/0D8F43F7-5B3D-47C0-8A76-19D776D01126_1_102_a-1024x768.jpeg)
はい、しっかりプランターを引っ掛ける事ができました!
美しくまとまりましたね。キャスターもコロコロよく動きます。
最後まで見ていただきありがとうございます。
ぜひご感想などお待ちしています。
![](https://saikochodo.com/wp-content/uploads/2023/08/71BB80C3-6B65-4B45-B2BF-55AA067F80CD_1_102_a-1024x768.jpeg)
コメント
コメント一覧 (3件)
有難うございます。
ドリルドライバーは、どちらの物になるのでしょうか?←ここからなんです
買うなら調べてからと思い 参考にお伺いできれば幸いです。
台風明けに 少し動こうと思います^ ^
たか様
ご覧いただきありがとうございます。
私はインパクトドライバーを使っています。
こちらの投稿で紹介されているアイリスオーヤマのものです。
https://saikochodo.com/shelfdiy/
ただし、音が大きいのが気になる場合は電動ドライバーの比較的パワーがありそうなものを買うのが良いかと思います。
LaLa様
お忙しい中ご返答頂き有難うございます。
インパクトドライバーだったのですね。
初心者故 充電式電動ドライバーも探してみたいと思います。
有難うございました。