トマトの雨よけを1級建築士が自作で作ってみた!風対策も考えた作り方を写真で解説します。

この記事では、トマト栽培初心者の方に向けて、トマトの雨よけを安く強く簡単に美しく作るための方法を解説します。1級建築士の知識を活かして設計図を描いて作ってみました。

暑すぎる真夏の日々は畑作業も汗びっしょりです( ̄◇ ̄;)

夏野菜と言えばトマトです!夏はトマトの収穫時期です。ミニトマトはベランダでかなり経験してきたのですが、家庭菜園初心者の私は、かねてからぜひ栽培したいと思っていたのが「大玉トマト」です。

トマトはリコピンによる栄養たっぷりで大好きな野菜です。

今回は家庭菜園のトマト作りに欠かせない「トマトの雨よけ」の作り方を解説します。

目次
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家庭菜園を始めて1ヶ月経過したわが家の畑。大玉トマトも植えました。

菜園を借りて1ヶ月経ちましたが、ちょっとハマってしまってすごいことになっているのです。

1ヶ月前の状況がこちらです。

これが私の三角菜園です。

こちらが1ヶ月と少し前です。

土づくりをして1週間後にマルチングを張りました。

マルチングフィルムを張ることで、土壌の乾燥を防止したり、雑草を生えにくくしたり、害虫が近づきにくくなるなど多くの効果があるとのことで貼ってみました。

張り方がだいぶ下手くそですが( ̄▽ ̄;)

そして、こちらが1ヶ月後の今の状況です。

どうでしょう!すごいでしょう!

自分でもびっくりするぐらいの進化です。

本当に驚きです。植物の成長ってすごいね。。(^◇^;)

現在育てている野菜は15種類!!

それではどんな野菜を育てているか簡単にご紹介します。

きゅうり

大玉トマト

じゃがいも

キャベツ、レタス、サニーレタス

かぶ、人参、大根、しそ

とうもろこし、枝豆

なす、セロリ、ブロッコリー

自分でもびっくりするくらいすぐ成長するので楽しいです。

欲張っていっぱい植えています(^◇^;)

一つ一つ紹介したいですが、それはまた収穫などに合わせてご報告します。

トマトの雨よけを自作!そもそも雨よけって必要?市販の雨よけセットも紹介

マンションのベランダでずっとミニトマトを作ってきましたが、

憧れの大玉トマトを作りたくてチャレンジすることにしました。

しかしながらこの大玉トマトって栽培が難しいらしく、日本の風土ではかなりの配慮をしないと失敗するそうです。

どういうことかというと、

トマトは南米のアンデス山脈の高地が原産で雨があまり降らない地方で育つ野菜です。

トマトが野菜かフルーツかは国によって違うようですが、日本では野菜ですね。

雨が多く降る日本では本来適さない野菜なんです。

どういうことかというと、

雨が降ってトマトが水を多く吸いすぎると、トマトが腫れ上がって亀裂が入ってしまうのです。

それを裂果というそうです。

また、雨が降って泥はねがトマトにつくと病気を引き起こすなんてことも言われています。

そのあたりはネットで調べるといっぱい出てきますので詳しく知りたい方は調べてみてください。

そのため、雨よけの傘のようなものを作る必要があるのです。

販売している雨よけセットはこんなものがおすすめです。

これを参考にします、、、、でもこれくらい頑丈そうなものでないと風で吹き飛びそうです。

しかも私の植えた大きさでいうと2セット買わないと足りない、、、サイズが合わない、、、

そこでネットで自作で作られている方の画像をたくさん見ましたが、

様々な工夫があって面白いですが、「そんなんで効果あるのかな?」「風で倒れそうだな」などなど

ついに1級建築士の私の心に火がつき、強くて、美しくて、コスパの良い、

最高にちょうどいい雨よけを作ることにしました。

ちなみに、私の畑では黒マルチを敷いているので、泥はねは少ないですし、雨も直接は入ってこないようにしていますので、もしかしたら雨よけなしで行けるのでは?と思っています。

しかしながら露地菜園初心者ですし、何より私、好奇心旺盛ですから作ってみたい!

強く美しいトマトの雨よけを自作する!必要な部材と設計図を考える

今回作る雨よけはホームセンターで売っている資材を組み合わせながら、オリジナルで、

「強く、美しく、コスパよく」がコンセプトです。

私が思い描いた図面がこちらです。

トマトの雨よけ
頭の中で構想してから書き上げたトマトの雨よけの簡易設計図

これが骨組みです。

準備した材料は以下の通り、参考まで、ホームセンターにだいたい売ってます。

  • 支柱H1800×φ16×6本
  • 支柱H1500×φ16×12本
  • 支柱H1800×φ11×4本 家で所有しているものを使い回し
  • 支柱H900×φ8×4本 家で所有しているものを使い回し
  • 木杭H450×4本
  • グラスファイバーポール1500mm×5.5mm×6本
  • 結束バンド
  • ゴムバンド
  • 雨よけシート 3m×3m
  • パッカー16mm用 10個入り×2
  • トンネルパッカー5.5mm用 

思ったよりお値段かかりそうですが、セットを買うよりかはだいぶ安くいけます。

※雨よけシート類似品

第一ビニール
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【設計のポイント】

作成するにあたってまずは強度を考えます。

なぜ強度が必要かというと、風対策です。

大型の台風は厳しくても強風には十分耐えられる構造にしなくてはなりません。

ネットで検索してみると農家の方などは鋼管で組み立てておられる方が多かったです。

強度も強いでしょうし、本当にトマトハウスが作れるくらい立派になります。

私の場合はできるだけ安く、かつ、使った資材は別のものにも使えるように、緑色の園芸支柱を使います。一本あたり200円以下で買えるのではないかと思います。

また、強度をできるだけ保ちたい場合、太さは16mm以上の太いものが理想です。

さらに4隅は木杭を打つなど補強は絶対必要です。

柱の次に筋交いを考えます。

風を受ける方向に対して筋交いを設ける必要があります。

筋交いとは横方向の水平力を受けたときに圧縮力と引張り力で抵抗する斜材であり、建築でいう耐力壁に使われる部分です。

私の雨よけは横からの風に耐えるよう一つの方向のみ筋交いを入れました。

もう一つの方向はトンネルで風が抜けるのでその方向には筋交いを入れずに、繋ぎとなる横方向の支柱を入れて固定しました。

最後に天井の骨組みですが、私は5.5mmのグラスファイバーポールを結束バンドで固定しました。

結束バンドで十分固定できますが、さらにトマトの支柱にもなる中央の高さ1800mmの支柱にも結束バンドで固定しました。

屋根はだいぶ軽量化とコストダウンを図りつつ、結束バンドでしっかり固定することで強度も保ちました。

こんな感じです。

使った資材は全て他の野菜作りにも使える資材を使いました。

支柱は地中に30cm以上埋めてしっかり固定します。

自作のトマトの雨よけ。しっかり頑丈に作りました。

骨組みができたらビニールシートをかぶせて、パッカーでとめていきます。

ビニールシートは側面も全てかぶせて雨が徹底的に入り込まないようにしている人も多いですが、

私はこれで十分かと思っています。

通気も必要ですし、受粉も促さなくてはならないですからね。

自作とりあえずこんな感じでまあまあ美しく、それっぽく作れました。

数週間使っていますが、強風があっても問題ないです。

短辺方向にはバッテンで筋交いを入れています。これがあると強度が大きく増します。

私は欲張って一番外側の支柱にもトマトを植えていますが(^◇^;)

どうなるかはお楽しみに♪

まとめ

菜園初心者の私が知恵と工夫で楽しい菜園を作っていきたいと思います。

いろいろチャレンジした内容はアップしていきますのでどうぞこちらもお楽しみに。

トマトの雨よけも建築的発想で作るのが私流

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