賃貸か持ち家か?子育てリタイヤ期に夫婦のための小さな家を買うのが賢い!

この記事では、賃貸か持ち家かという悩みを持つ主にサラリーマンファミリーの方々に向けて、1級建築士サラリーマンの私だったらこうするかなという方法を解説します。あくまで個人的理想論です(⌒-⌒; )

結論は子供が自律してから夫婦2人のための小さな家を持つというものです。そして常に身の丈をアップデートするという考えを持つと無駄なく住まいを楽しめるようになります。

そのメリットとシナリオをご紹介します。

目次
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VUCAの社会は戸建てでなく賃貸がおすすめ

皆さんは、VUCAという言葉をご存知ですか?

VUCAとは、「Volatility(ボラティリティ:変動性)」「Uncertainty(アンサートゥンティ:不確実性)」「Complexity(コムプレクシティ:複雑性)」「Ambiguity(アムビギュイティ:曖昧性)」の頭文字を取った造語

であり、要するに、予測不能な世の中のことです。

そんな時代に突入するわけですから、

いつ自分が勤める会社が潰れるか?自分の転勤が言い渡されるか?所得が下がるか?年金はどうなるのか?

など不安はつきません。

子供の出産や学費なんて直面してみないとわからないものです。いきなり都会で私立大に入り、一人暮らしなんてこともありえます。

そんな世の中で、果たして、

住宅を購入すべきか?

とても悩むと思います。。。。

クリエイター:RRiceさん

正直答えは分かりません。

が、一般的なサラリーマンの方に向けて言いたいいのは、堅実に住まいを考えて欲しいということです。

私は住宅の会社に勤めていますので住宅が売れて欲しいとは思っていますが、

お金や土地がある人は良いですが、日本の平均年収というのは30代で435万(doda調べによる)とのことですので、

土地を持たない方が家を購入するということは現実的ではなくなってきているのも事実です。

親世帯の出資や田舎であれば戸建ては現実感がありますが、都市部で親出資がなければまず無理でしょう。

理想の住まいに対する憧れ。どうしたらいい?

しかしながら、夢のマイホームという価値観はあるかと思います。

自分の家を持ち、庭を持ち、駐車場も持ち、所有できるというステイタスは感じられるでしょう。

何より、自分の理想の家や広い家に住むためには、戸建てやマンションの方が圧倒的に選択肢が増えるからです。

では、理想の住まいに安く住むためにはどうしたらいいか?

それは次のような選択肢があるかと思います。

  1. 中古マンションのリノベーション
  2. 生活提案型の賃貸住宅を探す
  3. 必要最小限の部屋だけ備えた住宅を購入する

これらを順を追って解説します。

中古マンションのリノベーション

最近のトレンドになってますね。

作者: ブー太郎

築30年くらいのマンションなら比較的安く手に入ります。

しかも構造が鉄筋コンクリートなので十分頑丈です。

内装の部分を現代風に思い切ってリノベーションしちゃうのです。

リノベをすると結局それなりの費用がかかりますが、マンションの立地が駅近などよければ不動産価値が高いと言えます。

新築でその立地ならすごく費用かかるけど、リノベだったら予算内に行けるという可能性はあります。

ただし、業者選びは慎重にしましょう。

実績があり、提案性の良い設計事務所を選ぶのをお勧めします。

生活提案型の賃貸住宅を探す

生活提案型の賃貸住宅とは何か?

例えば、アウトドアが好きな方に向けて玄関土間がすごく広くて自転車が置けたり、

テレワークコーナーなどが備えてあったり、

暮らし方に着目した楽しい間取りの賃貸住宅が最近増えてきています。

まあ、それくらいしないと現代人のオンリーワン志向の価値観に追随できないのでしょうね。

デメリットとしては、

そのような物件は非常に稀で少ないといこと。

ただし、今後は賃貸住宅のリノベーションも増えてくるので、市場には増えてくると思います。

必要最小限の部屋だけ備えた小さな家を購入する

私のおすすめはこちらになります。

住宅購入は現代では残念ながらほとんど負債となってしまいます。。

ですが、生活のほとんどを家族で過ごす場ですから、快適で居心地が良く、何より愛着の持てる場であって欲しいですよね?

理想を追い求めると家の購入にかかる費用はますます上がっていきます。

そこで考えるべきは、本当に必要な部屋数だけ備えた小さな家を購入するということです。

小さい分コストを抑えることができます。

4人家族であれば3LDK、3人家族であれば2LDKをお勧めします。

夫婦の寝室+子供部屋という考えです。

私の場合子供2人の4人家族と犬1匹という家族構成ですが、マンションの3LDKを購入しました。

床面積は77㎡と決して広くはありません。同じマンション内には3LDKで100㎡のプランもあります。

しかも角住戸ではなく中住戸であり、真ん中よりも下の階に住んでいます。

立地としては、駅から少し離れており、それもあって1戸建てを買うよりも半分くらいの値段で分譲マンションを購入することができました。

月々支払っているローンは周辺の2LDKの賃貸住宅の家賃よりずっと安いです。

私は1級建築士なので、小さな家を広く感じ、楽しく無駄なくアレンジすることができます。

ただ、1級建築士でなくとも、現代ではInstagramやRoomClipなど参考になるSNSはたくさんあるので情報は十分仕入れることができると思います。

小さな部屋でも私の家の場合、一番家族が過ごすLDKが横向きに南面にあります。

壁付きキッチンになっていることでより広く感じます。

また回遊性を良くすることで広く感じます。

子育て現役期は賃貸、子育て引退期に小さな平家かマンションを買うのがベスト

ここからは、私の理想論でお話しします。私がマンションを購入した10年前はこのような考えはなかったですが、

現代は多様な賃貸住宅が広まってきているのでご提案です。

モノからコトへ

モノからコトへと言う言葉が少し前から言われていますよね。

住まいに関してもこれからは、より「モノからコト」へ、かつ、全体最適ではなく、個に着目した住まい方が注目されてくると思います。

どう言うことかと言うと、

今までは、近年の住まいに対する考え方は、立地と価格と間取りが重視され、

品質や性能など住まいはモノ的な見方が強かったと思います。

ところが今や住宅は飽和状態であり、空き家が全国で約1000万戸もあると言う状況です。そんな中新築住宅着工数は伸び悩んでいる状況です。

若い世代はブランド品への興味が薄れ、安くても長く使えたり、味わいがあるものが好きと言う人も増えてきていると感じています。

それゆえリノベーションが流行っている所以でしょう。

センスある若い人が増えると住宅市場も大きく変わってきています。

とは言え、私は快適な家に住みたいと言う本質は変わらないと思います。

家は持ち家か賃貸かと言う議論される中、一昔前は、結婚して子供が生まれると家を所有することが一家の大黒柱としてのご主人のステイタスだったのです。

それは、つまり終身雇用や年功序列もあり、大手の企業に勤めることが安泰を意味し、さらに家を持つことが住宅すごろくとも呼ばれる「アガリ」だったのです。

今ではどうでしょうか?ちなみに私は子供が生まれるタイミングでマンションを購入しましたが、マンションは戸建てと違って区分所有なので、戸建て住宅を建てることとはちょっと意味合いが違います。

私は戸建てに比べて小さなマンションの住まいを、

広く感じ、自由に住みこなすべくイメージを持っていました。

家を所有することが最終目標かどうかを考えてみる必要があります。

おそらく現代のシェアリングエコノミー台頭する時代では、

所有から利用へと言う価値転換

所有による価値観ではなく利用による価値へと価値転換が起こりつつあるのだと思います。

では、選ばれる賃貸住宅とはどんな賃貸住宅なのでしょうか?

世の中相続税の節税対策などもあり、アパートがかなり増えているように思います。長い目で見ると、ただの住む器(ハード)としてのアパートを作るのではなく、先ほどお伝えした生活提案型による「コト」をもっと重視した賃貸住宅が作られると面白いと思います。

そんな中、私が考えるこれから起こりうるかもしれない新しい価値観は下の図のようになります。あくまで私の勝手な想像ですが、モノからコトへの価値転換が住まいの求め方を変えていくと思います。

モノに着目した住まい方の一例は、

結婚するタイミングで家族のために家を持ち、子供が巣立つと夫婦で小さな賃貸住宅に住むと言うスタイルです。もしくは子供が巣立っても家に住み続けるというスタイルです。

それに対し、私が考える理想の住まい方は、

モノからコトへ価値変化が起こると、結婚して子供が生まれても、家族構成の変化や転勤など、様々なライフステージやライフスタイルに合わせた魅力的な賃貸住宅を転々と移り住み、子供が巣立ってからは夫婦がこだわりを詰め込んだ小さな家を安くキャッシュで購入すると言う形です。

作者: すんだらみやこ

子供一人一人に部屋を与えるような大きな家を建てるとあとで困ります。子供が巣立つと部屋がいっぱい余るからです。高校卒業まで子供がいると仮定していても、子供部屋に引きこもる?のは小学校高学年~中学高校の6~8年間くらいの可能性があります。

前にも書きましたが、家はまずは夫婦のために設計すべきと考える方がバランスが良いと思います。だからこそ買うのはもっと後にとっておくのです。

人生100年時代、これからの高齢者はすごく元気と言われています。なので、アクティブシニアであるからこそ、こだわりをいっぱい詰め込んだ、その夫婦の好きなものがいっぱい詰まった小さな住宅を建てるのです。

まあ、あくまで私の勝手な理想ですけどね(^◇^;)平屋が理想的です。

退職金で買える範囲の小さな家。

もちろん退職前の50代後半くらいがベストタイミングかもしれません。

自然の感じられる場所で優雅に暮らすなんていかがでしょうか!

まとめ:身の丈のアップデートを目指す!

幸せな暮らしとは何でしょう?

人はどんな時に幸せを感じるのでしょうか?

マイホームを買えば幸せでしょうか?

もちろん幸せに感じると思います。

しかし、その後のローンや働き続けることへの覚悟や責任など不安はついてきますよね。

だからバランスが重要なんです。

決して見栄を張らずに、身の丈のアップデートを目指すくらいがちょうどいいと思います。

身の丈なんだけど、新しい感動に出会える日々の楽しさを探究していくコトです。

だから家は無理せずまずは身の丈でOK!それをアップデート(新しく)していく考えを持てばめちゃめちゃ楽しいですよ♪

このブログではしつこいくらいその辺りをお伝えできればと思っています。

最後までありがとうございました。

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